2004-08-27から1日間の記事一覧

後記

今回はこれまで以上にマニアックな話題を振っているが、実は、これでもかなり控え目な文章を書いているつもりである。チャイコフスキーの「5番」にはかなりの思い入れがあり、今聴いてもいい曲だという感想に変わりはない。むしろ、以前よりもこの曲の「味…

ところで。

実は、この曲に関してはさらなるこだわりがある。まだ俺の家にCDを再生する環境がなかったころ、この曲をLPレコードで持っていたのだが、この演奏がかなりいい味を出しているのだ。指揮はロストロポーヴィッチ、演奏は確かロンドンかチェコフィルだった…

私感

予想通り第2楽章関連が一番長かった・・・交響曲の第2楽章というのはたいていの場合穏やかなものなのだが、本作はそれに加えてバレエ音楽ばりに劇的で美しい、ロマンあふれる造りになっている。しかも予想外の仕掛けまであり、いろんな意味で面白いし、美…

怒濤なる運命のシンフォニー

この曲には、第1楽章の冒頭から陰鬱な雰囲気を伴って現れるメロディ「運命の旋律」を要所要所に散りばめられてある。これは事あるごとに出現し、楽曲全体にある種の影を落とし、また全体を大きなテーマ性で支配するかのように「絶えずそこに存在」する。ベ…

チャイコフスキー 交響曲第5番 作品64

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーといえば、ロシアが生んだ名作曲家の代表的存在として誰もが知っている(はずの)存在である。数々のバレエ音楽や世界3大ヴァイオリン協奏曲の一つに数えられるヴァイオリン協奏曲作品35、そして彼の最後の作品と…

ウオツカをあおると死にます

今回は「初歩の電波文講座」と称して、クラシックについて語ってみようと思う。頭のイカレたDQNな文に憧れる向きは、参考にしていただけるとありがたい・・・かというとそうでもなかったり。これがこれがこれが葉月銃久郎(シーン・ピアース風味)だ!