ミル・フラッタ・クルトの男

あー、うん、人に軽視されるのは割と慣れてます。現実なんて案外そんなもんです。でも普通にへこむなー。
ま、それも俺が至らないが故です。故に斑鳩は行きます。浮き世から望まれることなく打ち捨てられた人々を動かすもの、それは生きる意志を持つものの意地ですよ?この程度のことでへこたれていられるほど世間は暇じゃないですよ?

そういえば最近「斑鳩」をやっていません。DC版はあるんですが、やはりアーケード版やりたいですね・・・となって、ゲーセン行ってねぇことに気づきやがります。狼牙もやってないや。鍛え方が足りないんで、また鍛えなおさなきゃいけません。

それにしても斑鳩はいいですよ。もう萌えさ。あいや、燃えさ。ゲーム性の部分はとりあえずもう3年以上かけて語り尽くされてるからおいといて、曲が燃えですわまず。で、何のためにアレや「レイディアントシルバーガン」があるかって話ですよ。
古き良き時代というより伝説の時代と言った方が正しい、あの怒濤と混沌と栄華と進化が入り乱れていた懐かしい日々。青春のそばにいつもあの世界という、愛すべき時代。日進月歩のテクノロジー、次々に現れるタイトルの数々。外圧相手にしのぎを削り、自分の能力をフルに駆使してゲームという山を征するべく戦って戦って戦い抜いた、あのギラギラした日々。いつか一億総マロリー時代でも来るんじゃないかとすら錯覚し、自身がそこに挑むことを主軸とした能動型ポップカルチャーとして確固たる地位を築く日が来ると信じて疑わなかったあのころ。

インベーダー、ゼビウス伝説、ナムコ黄金期、ファミコンブーム、コナミアイレムタイトーの台頭、FM音源の登場とゲームミュージックバンドブーム・・・全てが懐かしい。何も知らず日々を研究と攻略に費やし、我流を鍛えて鍛えて鍛えまくったあの頃に帰るには、今のシーンは退屈すぎる。

多分、20数年前に俺が見たもの・・・「ゼビウス」の衝撃に震え予感した未来は、幻であったに違いない。ミル・フラッタはもういないのだ。
モダン・ポップミュージックが悪いのと同じように悪いシーンを眺めているけれど、みんなそれなりに楽しそうだ。じゃ、俺はそういうのに背中を向けていよう。