隠しダイアリー・19「灰になった恋」

俺との記憶という重荷を捨てて歩きだした彼女。そうか、そりゃそうだよな。
これは帰ってこないような気がする。でもしかたない。実際お荷物だってんならね。それが世界の選択ならしょうがない。
まだ胸に火はあるかい?
何も変わらないのは俺だけか。でもまぁ変わらないからこそ俺なんだがね。


(2006・04・11執筆)