古い時代のゲーム音楽を適当に聴いて書くイヴ

まぁとりあえず、ちょっと時間も空いたことなので。
以下、つまらない話。

「ドラゴンブリード」(1989年アイレム/シューティング)

改めて1面「テーマ・オブ・バハムート」を聴いて見る。・・・お、こうして見ると結構ダンサブルなリズムが心地よい曲だったんだな。
しかしなんだな、後半に進むにつれて曲が地味になっていくというのは・・・最終面前半なんかドロドロだしな。だがそれをふっ飛ばすように現れるのが最終面後半テーマ「ROLL!」いきなり明るいです。テンション上げてます。
で、ボステーマ。シブいイントロに緊張感あふれる曲調。アイレムのボス曲は音色の関係もあって変な緊張感があり、これも例に漏れず。アイレム作品のボス曲の中で、自分ではほとんど手をつけてないタイトルであるにも関わらずボス曲は好きな方に入る。

まぁ全体的には地味なサントラだなぁとは思うんですがね。あとネームエントリー曲に妙な味わいが。

「ビーストバスターズ」(1990年SNK/ガンシュー

SNKのガンシューといえばこれと「メカナイズドアタック」ということになりますか。個人的にはビーストの方が好きかな。このゲームはアレだ、各ステージ開始のジングルが毎面違うのな。
で、さっそく1面テーマ「ザ・パラダイス・オブ・モンスターズ」の妙に重いリズムにやさぐれ全開。なんかこう、もうダメダメな状況のにおいがする曲調。のっけからダルいというかなんというか。いいですねこういう曲調。
最終面イントロの無駄な緊張感、さらにテーマ「バッド・ビジター」のリズムオンリーからリズム+重低音の「コメダー’ズ・テーマ」と繋いでいくわけですが、確かこのシーンではボスが宙を自在に飛び回ってたような覚えがある。

エピローグ「ワールド・ピース」。最後に3連発で入ってくるオケヒとそれに続く「ガーーーーーーン!!!!!」という音が何を意味するのか、ゲームのオチ見ないと分からんだろうなぁ。ちなみにオチですが・・・
「ラスボスも倒してゾンビ騒動も解決、平和になってよかったよかったー」と言っているところに敵エイリアンの本隊が乗る巨大宇宙船が降りて来てプレイヤーたちが「ガーーーーーーーーーーーーーン!!!!!」となるっつーかなり救いようの無いエンディングで、未だに笑えます。要するにゲームの中でやっつけた連中は敵エイリアンの先遣隊に過ぎなかったと。
この頃のSNKのセンスはいろんな方向めがけてぶっ飛んでたからなぁ。本作の場合、1面テーマから最後まである意味笑える「暑苦しいやさぐれ空間」を持っていたように思います。

コナミゲームミュージックコレクションVol.2」より「トライゴン」(コナミ1990年/シューティング)

「トライゴン」のために買ったのがバレバレなあのサントラ。このゲームは2面おきにメインBGMが変わり、各ステージごとにボス曲を用意するという変わった構成になっている。これがまた面白い曲揃い。
1/2面テーマ「FARAWAY」ってそんなに人気あるんだろうか。悪いとは言わないが他の面テーマのほうが好きなのですが。
「A Strange Enemy」ボス1。まぁ、ジャブ。だが2面に来ていきなりの高インパクトが炸裂する。「Thud!」イントロからうねるような上昇音階、そしてオケヒ連打で吼える異様な熱気の曲。2ボスは2門のガトリングガンを持った巨大戦車なのだが、その威容をよく表現した曲だと思う。まぁ2ボスだけあって割と簡単に倒せますが。
「Sturdy Wings」3/4面テーマ。明るい。「トライゴン」で最初に耳に残った曲。
とりあえず飛んで一気に「Danger Zone!」6ボス行きますか。初見でインパクトのあるボスだったのでよく覚えております。当時内輪で「ライトニングクィーン」と呼ばれていた*1大型放電砲を有するモビルアーマー風味のアイツ。本作のボスでは特に好きでしたね。曲の方は遅めのテンポにミステリアスな音色の、どこかエキゾチックなサウンドを持つ曲。久々に聴いたがやはりこれはいい。なんともいえない味わいがある。
7/8面関係は、やけに深刻なメインと異様なフレーズのボス曲のミスマッチ。特に7ボス「Mighty Metal Body」のグニャグニャ感は6ボスに勝るとも劣らぬ異常な音だと思う。なんだろうなこれは(笑
そのくせ9面(ラスト)はメイン、ボスともに「いかにも」な曲で、そのあたりのバランス感覚もなかなか。ちなみに8面はオープニングで地球に落ちてくる敵巨大母艦の上でボスラッシュ、最終面は火山の奥の敵地下基地で決戦。最終ボスは本体が見えたらライトニングソード2連発+超連射で瞬殺してました。2周目はこれが効かないんだったか。2周目は7面までしかいけなかったから覚えてない(笑
最終面クリアテーマ「Calm Yourself」の堂々とした空気が個人的に好きで、続くエンディング「Nostalgic」の哀愁漂う雰囲気は、当時一部で愛されておりました。

で、これが終わると「にゃんにゃんパニック」の曲が流れてきて一気に空気が変わると。にゃんにゃん空気嫁。だがこのゲーム、結構曲はいい感じだと思います。にゃんにゃにゃん。



え?「クライムファイターズ」?いやいやアレはですね、当時マルチーズ(♂)に腕にしがみつかれ、しかもち○こピンピンにして腰を振られたという嫌な思い出を持つ俺としては語ることもおぞましいシロモノでございますのことよ。腕だから掘られてないしまだ笑い話で済むけど(苦笑
ボステーマと終盤の復活ボステーマが同じ曲のアレンジ違いというのも当時は結構珍しい試みだったかと。ボス曲が結構好きです、本作は。

ドラゴンレーザーについて語ることは特にございません。ゲームでは使える武器だがあんまり思い入れがないというかライトニングソードの方が今は好きというか。

・・・次行こう、次。

「マッドストーカー2142」

メカ格闘アクション「マッドストーカー」(フィル・イン・カフェ)本編の楽曲をベースに再構築されたサントラ盤。何年か前にかなりの高額で取引されていたのを見た覚えがあるのだが、レアなのだろうか。
作曲は与猶啓至(よなお・けいし・・・って読めない人がたまにいるらしい)氏。これと前後して「格闘覇王伝説アルガノス」とか「あすか120%」とかも手がけてます*2が、氏の作風は全体的に疾走感があるものが多い印象。どうも耳に残る音とそうでない音が両極端なイメージがあるのだがいかがであろうか。
主役メカテーマ「HOUND DOG」ストリングスの重みの上をシンセブラスが疾る、クールだが妙に熱い曲。メロが分かりやすくて良い。
あとはまぁボス関係がね。ボスが暴走したコンピュータということでそれっぽい「Ω−OMEGA−」*3重厚なオルガン主体のイントロからミドルテンポに移行してギターのメロディとイントロのオルガンのフレーズが掛け合う、いかにもな感じの神々しいボステーマ。ただそれだけに留まらずギターを挟んだりしていて、ノリの良さも併せ持つところが味。
で、最後の最後に現れる「CRASH BEAT」は多分アレだな、黒幕倒してもまだライバルが残ってますよ、というあの手の展開をイメージしてるんだろうな。こっちはアップテンポで緊張感を煽る曲調。

おや、こうしてみると今聴いてもなかなかいいですねこれ。

インターミッション

さて、ちょっと調べていたらこんなのが。
http://www.amusement-center.com/project/emusic/index.html
昔のパソコンゲームなんかの音源も扱ってるようで、ちょっと調べてみたら「ファランクス」(ZOOM・1991年*4/シューティング)があるんですね。ダウンロード販売ということで、いずれ買います。好きな曲なんで。特にオープニングがかなりの燃え曲。ヒロイックで非常にいい。
あとお約束で最終面テーマは結構カッコイイです。重いイントロから一転してテンポアップ、管弦を伴って緊迫した展開に。
まぁ何はともあれオープニングだけでも買っておく価値があります。絶対です。

超兄貴−兄貴のすべて−」

超兄貴」(1992年・NCS/シューティング)のサントラ。当時は問題作だった。当然サントラもいろんな意味で愛されております。葉山宏治の初期の傑作。
まぁなんというか、冒頭のアレンジ版「ANIKI01(アニキ・ゼロワン)」からして、

ぢりりりりり・・・(電話のベル)

女の子:「あの、ひとつだけ聞いてもいいですか?」
アニキ:「オーケィ」
女の子:「あなたはなぜ超兄貴なの?」
アニキ:「グレィト!」

「それはっ!」(ギャン!)
「それはっ!」(ギャン!)
「それはっ!」(ギャギャン!)

「おぉ・・・あっ、アニキぃっ・・・もう、ダメだっ!」(大爆発)

こんな感じ。書いていて胸焼けがしてくるんですが。

だが正統派の熱い曲も多い。「IDA(BEN)−TEN−DA」の「♪ダッシュシュダッシュダッダッシュダッシュ♪」とか濃いフレーズもあるが。
「ドイツ人ジャーマン」についてはあえて言及しません。アレはお約束にも程があるんで。「クラッシュ!ブラスター」とか普通にカッコイイタイプの曲のほうに言及している人が周囲にあまりいなかったのが残念。いい曲なんですがね。
だがネタについては言及しておこうか。
まず「フィットネス兄貴」における「カラダを鍛えなくっちゃ アニキには会えないよ!」という歌詞がたまりません。アホすぎて。
アルバム最後の「兄貴と私(THE NEWS)」において「♪兄貴と私(ボディビル!)」のフレーズにおいて、4回目の「ボディビル!」の掛け声が置鮎龍太郎氏である*5ことはあまり知られていないようだ。
この曲ではラジオニュースのMADが用いられており、当時かなり笑った記憶がある。

「住所不定無職の4人組が押し入って、悪質な国家国家国家反gy国家反逆罪として、拷問や虐殺など、持ち歩いていたナイフで終身刑を言い渡しました」

訳がわからない。

ニュースMADといえば「ファティマZ(ゼータ)のいかがわしいテープ」における「小学校のロケット射撃訓練」が俺的にヒットだったわけだが、いいですよねーニュースMAD。・・・俺だけか、今時。

インターミッション2

機動武闘伝Gガンダム」の最初のサントラ(2枚組)を出す。音楽は俺たちの田中公平先生。
どうでもいいが、アレだ、Gガンのアイキャッチ曲の重々しさは何なんだ一体。
というわけでGガンサントラといえば定番のM−27「燃え上がれ闘志 忌まわしき宿命を越えて」だろうと思う。初期の必殺技テーマとして押しも押されぬ人気曲であるこれ、俺も例外なく好きでしたね。後期の爆熱のほうのテーマよりこっちの方が悲壮感があって好きという人もいるんじゃないかと。

ジャケットアートが逢坂浩司氏ですね。いや、返す返すも惜しい人を亡くしたものです。死神はいつも容赦なく、いい人材をあっちに連れて行きます。おそらくは向こうの世界でいろんな人材を集めて、こちらでは想像もつかないような驚異の超大作映画でも制作しているんでしょう。今の世界に生きている人間に見せることなく、向こうで盛り上がるために。最近の世界のありようと合わせて考えると、そんな想像でもしなくちゃやってられません。

で、またしてもお約束でサントラ3枚目(というかドラマCD)「新香港的武闘戯曲」を持ち出して、広東語の挿入歌の数々を。Gガンはいろんな意味で実験作の匂いがするが、個人的には広東語の挿入歌という試みを評価したい。・・・ダメか?

どうでもいいが関智一氏の声の変わりようは・・・もうなんというかイザークのことは忘れようや。ドモンはもう演れないって話だがね。

おさげジジィに名乗るようなちゃちな名前を持ち合わせていない*6、そんなシュバルツさんが好きです。東方不敗は王者の風、今や全てが懐かしい。あの頃は俺も若かった。だって21歳だもん(笑

で、前期より後期のOPの方が好きな俺は異端らしいんだが、なんでだろう。

レイフォース ラビング・ビート」

・・・今宵は聖夜だ。よし、じゃあ「レイフォース」(1993年・タイトー/シューティング)をやりに行こう。

「プラスアルファ」(1989年・ジャレコ/シューティング)

まぁ、とりあえずエンディングと未使用曲「午後の浜辺」を聴いて出かけます。シューティングなのに癒し系とか今でも珍しいサウンドですよね。
作曲者の方、今何してるんだろう。ジャレコ/NMK系といえばこの人かシズラ氏*7というイメージなのだが。


後はまた、後ほど。目が見えなくなってきたので、いったんモニタ以外のものに目が行く環境に行って、それからだ。
目薬はどこかいな・・・。

*1:実は各ボスの正式名称が不明だったんで全てのボスに通称をつけていたというのは内緒。

*2:どちらにも言えるがタイトルBGMがかっこ良いです。

*3:悪魔合体とは関係がないので注意。

*4:1990年かも。覚えてないさ・・・

*5:・・・はず。ゲーム中の韋駄天の声が置鮎氏で、あの声はどう見ても韋駄天のそれである。

*6:「・・・が、それでも聞きたいというのなら、耳の穴かっぽじってよぉぉぉくお聞き!」とのこと。当時「バーチャファイター」シリーズのラウ・チェンにもこのネタを適用したものだ。

*7:「天聖龍」のサントラの人。