「のだめカンタービレ」効果の弊害

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まぁ、鈴の音ひとつでブチ切れるおっさんもそれはそれで大人気ないんだろうが、俺もやはり「鈴はしまってくれ」くらい言うだろうな。
鈴の音というのは楽器の音と近い*1ことがこの件のポイントではないかと個人的には思う。耳が普通のノイズのように割り切ってくれないんじゃないだろうか?
クラシック、特に大規模な管弦楽は、一度に多数の楽器が鳴る。これに声楽が加わるもの*2もある。そこに関係ない「楽器」の音が混じるというのは、やはり邪魔だろう。
交響曲などを聴いていて思うが、本当に細かな音、楽器一つ一つのパートまで計算された響きを持っているものが多いので、やはり出来る限り邪魔な音をなくす努力はして欲しいし、自分も意識しなければならない。

クラシックのライヴ鑑賞経験はないが、今後は機会を観て足を運びたいと思っている。その頃にはこの問題も落ち着いていてくれればいいのだが・・・。
まぁ、それ以前の問題として、ジャンルに関係なく映画だろうがなんだろうがこの手の場所では「携帯の電源を切る」などを始めとした基本的な事項は遵守すべきだろう。

でも、「のだめ」でクラに目覚めたなんてのはウソっぽい。流行として入ってくるのはいい*3が、定着してくれないのはクラ好きとしては寂しい限りである。

*1:広義では楽器。鈴を使う曲くらいザラにある。

*2:有名なものではベートーヴェン交響曲第9番など。マーラー交響曲第8番に至っては楽器+声楽で1000人もの人間が演奏を行うというから、そのスケールたるや桁違いである。マラ8は死ぬまでにライヴで観たいもののひとつ。

*3:ぶっちゃけ今の「クラシック」と呼ばれる音楽だって、世に出た当時は「流行の音楽」だったのだから。ただ、その価値が今まで生き残ってきたという事実は認めるべき。