あなたの視野もバリアフリー。

個人的に好きでよく読んでいる「九拾八式工房」さんの内部コンテンツ「気分屋な記聞」より。
http://type-98.lix.jp/area_01/topics/2004_6/87_barrierfree.htm(直リンク失礼)
個人的にはとても共感できる記事。
物事が辿ってきた進化の系譜を読み解いていくのは結構面白いし、そこまで大袈裟でなくても何らかの作品なり演出なりの元ネタっぽいものを探してみるという面白さも好きな俺としては、作品を楽しむための考え方のひとつとして取り入れたいものである。

正月早々に「グレネーダー〜ほほえみの閃士〜」の話をしたときにも『こりゃどう見ても「リベリオン」じゃないか』と笑い転げるハメになったわけですが、あの物理的問題無視の「おっぱいリロード」と組み合わせての殺陣には「リベリオン」のフォロワーとしての味があると思うし、スタッフに絶対ファンがいると思えてくる。*1

そういえば、だいぶ前にどっかのチャットで「JAM Projectの曲のHR/HMっぷりはガチ」と言ったら誰もわからなくてちょっと残念だったんだが、ドラマティックな面の強いメタルやハードロックを多少でもかじっていれば、俺の言っていることの意味も理解していただけることと思う。
俺が知っている範囲では「超重神グラヴィオン」第1シリーズオープニング「嘆きのロザリオ」がどう見てもソレで、これは作曲が影山ヒロノブであることを考えれば、彼がロック方面の出身であるという経歴込みで論拠になるし、ロック好きにとってはアニソン世界の大物である影山氏の作がこんなにもクサい*2メタルであることを考えれば、「JAMの燃えはメタルの燃えを含んでいる」と言い切っても問題は無いと思う。*3

グラヴィオン本編は未見だが(ごめん)、あの曲がかなり好き*4なんでオープニング動画持ってます(笑)ちなみに続編のオープニング「紅ノ牙」は、アレンジ含めて前作よりやや普通のヒーローソング寄り*5ですが、サビで転調する流れなどにはやはりどこかメタルのにおいがしますね。

というわけでいろんな方向の知識を持っていると、変な意味で面白いので個人的にはオススメ。最近だと「ゲキレンジャー」の五毒拳の元ネタ*6とかね。

*1:パクリ云々は不問としたい。それよりもガン=カタにリスペクトを捧げているようなあのアクションがよろしい。

*2:HR/HM文法での「クサい」は「泣き」「ドラマ」「叙情」の色が濃い曲を意味するので褒め言葉と言って問題ない。筆者の好物のひとつ。

*3:特にこの「嘆きのロザリオ」はわかりやすいことに、歌詞までがメタルの世界観で書かれているフシがある。堕天使、死の神、愛と悲しみ、罪に戦い、とくれば、ねぇ・・・。

*4:純粋に国産のハードロックとして好きです。

*5:ブラスが前面に出ているあたり、特に。

*6:そのまんま「五毒拳」が出てくる映画が実在するとのこと。