後記

死ぬという事はその人がもう何も知覚しなくなるという事。本人にとってはどうなのかとか、そんなのは実際考える必要はない。なぜなら「何もない」からだ。一切から解放される、と同時に消滅する。後には何も残らない。当事者視点ではね。

想像してみた。楽だろうという以前に本当に何も無い状態になるのか。何も考えられないが、それを嘆いたりする必要もないし、そもそも出来ない。なんせ「いない」のだから。


それもいいなあ、とたまぁに思う。
たまぁにね。たまぁに。