不足しているのは多分マッシュルーム分

実のところ、俺が正しいとかなんとか言い切れるとは限らないということは、覚悟している。
ただ、どうあっても決着をつけなくてはならないこともある、ということだ。法がどうとか世間がどうとかそんなことはどうでもいい。俺は実父がああいう生き方をして我々に頭ひとつ下げに来ないことがそもそも面白くない。

ええ、意地になりすぎて大人気ないというのは重々承知しているんですけどね。でも、赤の他人ではないからこそ見逃すことができないというのが、実際のところ俺の本音であったりする。

死んだ爺さんに手を合わせてきて思ったんだが、毎日彼らを見ながらどう思っているのか、少し聞いてみたい、そんな心境である。

奴に一泡吹かせてやれれば、それで十分だがね。