今週の「アムドライバー」#51「ファイナル・ステージ」

終わった・・・
まぁガン・ザルディが小物感全開とかそういうのはおいといて、今回はひたすらどつきあいしてましたねー。ただそれだけに終始する最終回=ラスボスバトル。そのかわり作画はがんばった。バカみたいに動く、バカみたいにパワー出る・・・80年代っぽいかな?
背中に羽根が生えて空を飛び、パンチ一発で大気圏外に飛ばされる。それがフルゼアムクオリティなんだと。フルゼアム恐るべし。人類がサイヤ人に追いつける可能性を手に入れたことがこのたび明らかになりましたねー(笑
・・・って、最後の最後で感想が書きにくいのが困りものです。ストレートに爽やかに終わっちゃうんだもん。

ストーリー的にはキャシーが死に、KKとロシェットが退場したあたりでほとんど話がまとまって、終わってしまっていた気がする。あとはガン・ザルディを殺るだけ、という感じで。
でもアレな、シャシャがニルギースを探しに行って姿を消すのはよかった。結構謎っぽいキャラだった(過去は明かされたけど)だけに、最終的にジェナス一行と別れていく方が「らしい」感じがするのだ。だからいなくなって正解。

背景世界的には、主だった統治者がほとんどいなくなってしまい、これから先に漠然とした不安が残るんだが・・・どうすんのかね。ま、アムドラだから大丈夫に違いない(笑

終わってみて思ったが、一番面白く観られたのは2〜3クールか。シシー射殺、ムーロン陥落、そして出てくるたびに転落していくロシェットとか。
あ、本来の意味で転落する人いたっけ。ディグラーズ様が。
謎のセンスを持つ台詞回しとか妙な演出とか、ネタ的に面白かった部分もあったが、同時に王道ヒーローアクションとしても味わいがある作品だった。しかも今時ネームバリューをアテに出来ないオリジナルタイトルで、よくここまで視聴者の興味を惹きつけてくれたもんです。
玩具展開もかなり幅広く、手が出せないのが非常に残念だった。それくらい魅力的な展開をしてくれたし、メカデザインも良かった。
恐らくあまり環境に恵まれてなかったであろう中でがんばったスタッフ・キャストの方々にはGJ!と言っておきたい。グッジョーーブ!

しかし終わっちゃいましたなぁ・・・個人的にはこのスタッフでまた何かやって欲しい。

付記:ジェナス役の鯨井康介くん(若いからねー)は本作の打ち上げで感極まって泣いてしまったらしいという話だが、デビュー作で主役、しかも1年間よくがんばった。彼にも拍手を!