「舞-HiME」を「聴く」
公式サイトのラジオ配信が更新されたので、これを機会に聴く。
04年11月28日分・第1回「はじまりのころ」
序盤はこんな空気なのか?サル同然の命や愉快なクラスメイトたちとののーてんきな日々。
04年12月5日分・第2回「ランジェリー・ラプソディ」
なつき御用達の下着店で舞衣たちのブラを買いにいくというアレな話。この頃の本作は萌えコメディなんだな、と思ったが、あえてツッコむなら「E〜Fカップで今までノーブラじゃ崩れるじゃねーか!」と。
ドラマCDのCMでの「会長さんってばテクニシャ〜ン!」はここから来ているのか?凄い勢いでいじられまくる舞衣と、それを他人事のように見物するなつき。それにしてもアホな話ですな。
というわけで、静留さんが別の意味で大暴れ。シリーズ初期の会長さんは牧歌的性格だったようだな。そして音楽はサンバ。アホすぎて笑った。以後もエロコメになると多用される曲。笑える。
それにしても命はバカだな(笑
05年3月13日分・第16回「男たち?の挽歌」
時間軸的には17話以降で18話以前。生徒会の業務と称して学園内から押収したアダルトビデオを観る神崎(関俊彦)、楯(関智一)、巧海(高橋裕吾)、晶(小林沙苗)の4人を面白おかしく描く。
・・・というかおまえらサイコー!
拓海以外には自分が女であることを伏せている晶のあわてぶり、興奮のあまり暴走する楯が愉快。
晶の「てめぇやっぱ、巨乳派かぁ!」、楯の「もう勃ってますっ!」(「たつ」違いだ!)、巧海の「姉のはもっときれいなピンクです!」(晶がすかさずツッコむのがステキ)、神崎の「これが・・・人の業、か・・・」(クルーゼかあんたは!?)ときて、とどめに出てくるホモビデオ「ふんどし祭り・好きです兄さん」に悶絶する一同をよそに神崎が一言「この世界はもうダメだ・・・」と来た。
つーかね、本編で神崎がバトルロイヤルを眺めながら吐いた台詞を、こんなところで使うというあたりが笑える。
05年3月20日分・第17回「桜の花、咲く頃」
21話の番外編的内容だが、静留となつきの出逢いを静留視点で描く、というか切々と語る回顧録で、ほとんど静留の独り舞台。なつきを優しく見守る彼女の静かな想いがやがて狂気へと転落していく、その前触れが見え隠れするいわば「清姫序章」。
最後の一人になるまで潰しあうHiMEの運命、そして受け入れられぬ愛という二重の苦悩、自身の内に秘めた恋心を制御できるかどうかという葛藤が、彼女を壮絶な修羅の道へと導いていく、その第一歩がこの話。
一途な恋心が彼女を鬼神に変えることを思うと意味深な内容である。BGMの選曲もベタだが上手い。静留を面白いキャラだと思う方は必聴。