「舞-HiME」#24「コイ・ハ・タタカイ」

OP観ながら「そいつもういねぇよ!(カズくんとか遙ちゃんとか)」「そいつそんな奴じゃねぇよ!(特に会長!)」とツッコみたくなるのは俺だけではないはずだ。

壮絶なまでの速度で話が進む。「聖ヴラス」の見せる幻影はもうひとつの可能性ってことか。TV版エヴァの最終回みたいなもんか?でも、命が舞衣の妹ってのはそれはそれでどうかと・・・まぁ、これは舞衣個人の望みだからね・・・実態は、もうアレ。

シスターは「聖ヴラス」を使い亘と心中、奈緒静留さんによって「ジュリア」を倒されるわけだが・・・
シスター、最後までアブない人でした。ヴラスはアイアンメイデンだし。中でミンチですか。
奈緒が賭けていたのは母親の命ということがわかるのと、それから・・・なつきとはほんのわずかな違いで運命を分けた「似たもの同士」だという話になるわけだな。こんなことがなければ、こいつらもあるいは・・・という、まぁよくある話。王道だな。好きですが。奈緒の「にゃおぉぉぉう♪」には笑ったが。
で、なつきが奈緒のようにならなかったのは、彼女の気持ちを繋ぎ止めた人のおかげ。それは・・・静留さんと来たもんだ。
なつきは静留さんとお互いを賭けていたことに。戦えば共倒れ確定。でも、なつきは彼女を止めなくてはならないと考えそうだしな。
この二人の関係はレズ云々を抜きにして物語的にかなりオイシイ気が。ベタですが好きなシチュエーション。

白無垢さんの正体はやはり詩帆で確定として、彼女が現実逃避しているせいで、抑制された感情があの「白無垢」と「烏」を生んでいたという話ですか・・・シスターといいこいつといい、女の恐ろしさを強調したキャラになっているのがイヤすぎます。いえ、褒めてるんですよ?よくもまぁこんなにドロドロした内容やってるなぁって。
で、舞衣も詩帆も楯祐一を賭けているので、どちらが負けても消滅確定と。

個人的に楯の言い分にはなんとなく共感できない・・・「誰かのため」がどれだけ重く苦しいことか。楽だなんてとんでもない。あとアレな、楯の消滅は自業自得。優柔不断なおまえが悪い。いや、どのみち両者に賭けられたのだから消えることは確定だろうがね。俺が楯の立場なら、もっと早くにはっきりさせてやるところです。ま、責任を取ろうとはしていたし、いいか。

今週の静留さんは・・・はい、予想通り大暴れ。謎の組織「一番地」の中枢を単独で壊滅、さらになつきを捕獲した奈緒&「ジュリア」を強襲、しかも「バカはアンタや」と言い放つや、ほとんど一方的に撃退・・・登場の仕方はホラー、退場の仕方は「まんが日本昔ばなし」というネタキャラぶりを発揮するわけだ。今後どうなるんだよ、この人・・・。静留さんの立ち位置は「龍騎」で言えば浅倉というより東條だよな。
なつきが誰を大事に想うかが改めて見直されることにより、再びエレメント銃が使えるように。「デュラン」も出てくるだろうから、それで静留さんと戦うことになるんだろうね。

命の乱入によって詩帆が破れ、楯が消滅。舞衣、またしても精神崩壊。おいおい、いいのかこれで・・・しかしまぁ、次回予告の痛々しいこと。毒がきつすぎる。そして神崎はどこまでも悪趣味。

今回の燃え(not萌え)ポイントはこれ。
「”HiMEの宿命(さだめ)”・・・そんなものに踊らされてたまるか・・・だろう、舞衣?」(なつき)
このハードボイルド女め!(笑
あと、個人的に「お。」と思ったのが、消滅寸前の楯に唇を重ねようとする舞衣の口元のアップの描写。口が半開きでっていうのは珍しいかも。俺は萌えアニメには疎く、それほど観たことがないんだが、エロアニメでもない限り他で見覚えがない描写かも。正直、これがあるおかげでこのシーンの(描写・演出面での)味わいが増していると個人的には思う。俺だけ・・・だろうなぁ、こんなこと言ってるのは。

しかし今回も舞衣はわーわー(というか「うぇ〜うぇ〜」)泣くわ、命はいたたまれなくなって耳を塞いで逃げ出すわ、後味悪いなーおい。詩帆の悲鳴とか、耳障りな台詞満載だしさ。これこそデスゲームの風よ!(ランバ・ラル調でどうぞ)

龍騎」以来、アニメーションだろうが実写だろうがフィクションである限り、好きなんだよこういう陰惨な話。悪趣味だろうけどな。

後ろフリ(何だそりゃ)

雪之がいなくなって能登麻美子の出番もなくなったわけですが、昨日たまたま見た「スクールランブル」のこともあってじわじわと効いてきました、能登。なんだよ、あの「ったるい」声は。「能登かわいいよ能登」は伊達じゃないってことか?
思うに凄く語呂がいいよな、「能登(ry」。
あと、アレな。調べてみたけど、楯と舞衣のつながりはそれほどきちんと伏線張ってなかったみたいだな。うーん、惜しい。

それにしても「ギャラクシーエンジェル」のCMは目障りだ。