ミクロマンカスタムのはじまり

俺がネットを離脱している間に、ミクロマンを改造することの原点はどの辺にあるのか、という話題が出ていたらしい。
で、とある方によればそれはニューミクロ時代の「改造計画」に端を発する、という。・・・んだが、さすがにそれはちょっと違うんでないっすか?という話になってて。

カスタマイズ、つまり自分好みに組み立てや加工を行う遊び方のはじまりは、実は昭和のミクロマンシリーズのかなり初期には既に提案されていたのではなかったかと記憶している。シリーズの各メカ、基地のパーツを接続するジョイントは5mmの丸いピンとそれを受ける穴で統一され(例外あり)、ジョイントの数や場所が許す限り自分の持っているマシンや基地に装備を施すのはもちろん、複数のマシンを融合することすら可能な場合もあった。実際、昭和ミクロのカタログや記事類でもしばしばカスタマイズ例が提示されていたし、俺も幼少のころ手にしていたマシンはいわゆる「俺変形」状態にされていた。これに関しては当時同じようなことをしていた方もいらっしゃるのでは?(いなかったらそう言ってくだされば謝りますが・・・)
余談:当時の俺のお気に入りはレスキューマシン1〜5号だが、4号にワイヤーつきミサイル2基搭載、カーゴ展開状態で3号を合体、後方を他マシン搭載用のデッキ扱いという極めて戦闘的なスタイルだった、というのは秘密。空母好きだったのが影響してるな。
平成に入りマグネパワーズのシリーズが発売されると、今度は11mm鉄球と磁石によるジョイントをメインに各マシンのユニット化がなされ、多彩な組み替えが可能になっていった(難点も結構あるがまぁ今回はその辺はパス)し、200xシリーズも3mmジョイントで接続部を統一した装備を自由に組み替えられる「ミリタリーフォース」などがリリースされた。

つまりオフィシャル/アンオフィシャルに関わらず、最初っから今の今まで「カスタマイズやっちゃっても全然OK、っつーかバンバンやっちゃって」と言われ続けていたというわけだな。昭和当時のCMにもあるんだよな、「楽しく遊ぼう〜それっ!」

おっと、気付いたら話が大幅にそれていた。カスタムの話だった。ミクロマン自体に手を加え、自分だけのキャラクターを生み出すということについてだが、結局その原点ってどこにあるんだろうか、と考えてみた。別に長野県のペンションで欧州某国の工作員に後ろからワイヤーをかけられているわけではないが(って誰がそんなネタわかるんだか)結論は・・・・・・・・・出ない!
実際、既存キャラを立体化する人からオリジナルキャラを仕立てる人まで千差万別で、その原点も人によるのではないかと思う。というより、そもそも昭和ミクロ〜ニューミクロ〜マグパ/レッパ〜200xと進んできて、様々な蓄積があった結果が現状だというだけの話なんだよな。
もちろんカスタマイズをやっている人それぞれにはルーツがあると思うわけだけど。俺の場合はマグパにハマった時に何を思ったか「自分だけのマグネパワーズを!」と考え始めたのが発端。実に単純な動機である。で、オリオン(現存せず)、カムイ(レッドパワーズとして現存)、アッシュ(レッドパワーズとしてリメイク、現存)、ジンライ&ガードナー(スーパーマグネパワーズ改として現存、ネット上に記事あり)、コード(現存、id:wolfhearts_t023:19740102参照)、レイジと続いている。

実はミクロカスタムについては、過去何度も「イタイ人たちがいる」と言われてひどく凹んだ覚えがあるのだが、どうやら最近はそういう声もかなり落ち着いたと思う。まぁ、ミクロマンにもいろいろあるし、どんなキャラでどんな世界を構築するかはユーザーの手が決めるわけだし、カスタマイズそのものを批判されるのはちとツライなぁ。

確か、俺の昭和当時の写真の隅っこに写ってた覚えがあるんだよな、レスキューマシンとかあの辺。