ラグーン語と綺麗系

一部で「ラグーン語」とまで呼ばれる脅威の言語センスを持つ作品、「レーシングラグーン」。確かに俺も友人宅で見せられて笑った。
しかし、素でこれに近いポエムな言語感覚を操る人物は意外に多い。腐女子や感動系愛好の男子などにその傾向が見られる。彼らの多くは自らと世界とを無根拠に悲観し、特に自身を悲劇の主人公のように設定している。
もちろん人に迷惑をかけなければ本人の自由だが、まれに迷惑をかける人物がいるので注意。「セカイ系」「綺麗系」趣味の人に多い。
識別にはハンドル/ペンネームを注意して観察すべき。1.無駄に難しい漢字(普通に変換できないモノや特殊な当て字など)を好んで使う。2.「月」「羽」など幻想的イメージを好む。モノトーンに血の赤なんて配色などは典型的。3.「・・・」で語ろうとする、倒置や幻想的イメージでの比喩を好む、女性でも一人称が「ボク」、など特徴的な文法を使う、など。自分自身にまさる悲劇はないと思いこむ傾向が多い。

チャットルームで悩み相談なんぞにつきあってた頃、若くして妊娠〜流産をやらかしてしまった人の眼前で自分自身がつらくて悲しいなどということを訴えるポエムを繰り広げた女性を見たことがある。以来俺はそういう人種に対する警戒を緩めていないし、また真っ当な人間としても認知しない方向で考えている。
理由は推して知るべし。