「FIRELEO-05-P SHRINX」九十九百太郎/Arrange:埼玉最終兵器

サンダーフォース」シリーズ6作目として作られるはずだった「ブロークンサンダー」のテーマ曲的ナンバー。タイトルは自機「シュリンクス」のことらしい。
この曲を知って結構経つが、全然聴いてて飽きないね。時々思いだしたように聴いてるんだけど、わかりやすいカッコ良さ、ノリと爽快感、ドラマティックな展開とメロディの塊。ロックやメタルの世界の人は叙情的、感情(感傷)的なメロディや展開を「クサい」という表現で言い表すんだが、それはけなす意味ではないことが多いようだ。俺も文中で「クサい」と書いてるが、もちろん感情や叙情などの「気持ちを揺さぶる」音使いの美しさやカッコ良さに惚れているのだ。
うーん・・・「萌え」って単語が字面と全く異なる意味を持ってるのと近いか。とにかくいい意味で「クサい」曲。
闘志をかき立てるヴァースからメジャーコードで流れるような爽快感あふれるブリッジへ、そしてマイナーコードに戻っての強烈な決意と感情を思わせるサビへ繋ぐ構成で、もともと1面で流れることを想定していたらしく長い戦いの始まりに相応しい疾走感と情感がたっぷり味わえるドラマティックでハードな一曲。ぜひお試しあれ。燃えます。
今回は埼玉最終兵器氏のアレンジを聴きながら書いてるんだが、氏のサイトに置いてあるので聴いてみて欲しい。このアレンジ、原曲の味にかなり忠実な「グレードアップヴァージョン」とでもいうべき内容なので、雰囲気は確実に伝わるはず。

本当はゲームの中で聴きたかったんだけどね。ほら、「サンダーフォースV」1面での「Legendaly Wings」のハマりっぷりは相当のものだったし、同じく5面では自機の新型登場演出によく似合う「Steel of Destiny」の凄みが待ってるわけだし、あの衝撃がまた味わえることを期待したんだけどね。