「雷牙」1コインALL完了

かろうじて終了。ミスは1周目、2周目ともに5面後半で何度か。結果残機4で終わったのだが、なんとか立て直しての強行クリアに近い。
具体的には1周目は5面後半に差し掛かるあたりで、画面下方の地形内のエクステンドアイテムを取りにいこうとして地形に引っかかり、そこからの復帰のために残機を潰して敵を減らすなどの結果減った残機がある。2周目は正直痛い話だが、5面ボスの放ってきた通常弾が自機の撃つイオンランチャーの弾に隠れてしまったという無様な体たらく。
2周目最終面は、結局3ボスはいなかった。で、装備がほとんどないところから1ボス撃破、ついでショットガンとソリッドシューターを速攻で回収し5ボスをショットガンで迎え撃つ。
そのまま進み2ボス前までにイオンランチャー他をそろえて完全武装に持ち込み、2ボス、4ボスを難なくクリア、最終ボスは1周目と大差なく撃破して終了。

久々にゲーム中で聴くエンディングテーマはやはり心地よいものがあった。なんとかクリアを出せて、まずは安心。

終えてみて

前後にターンして撃ち分けるなど面白いシステムと、それを駆使した攻略を求められるこだわりの内容が持ち味の「雷牙」。しかし作品としては地味な印象がある。どうしてかと考えてみたが、やはりヴィジュアルが地味なのだろう。ただ、単純に地味で無個性かというとそういうわけではない。むしろ、非常にアニメメカ然としたデザインラインでまとめられ、統一感のあるイメージでまとめられている。それゆえに、ツボにハマるとその世界を味わえる個性はある。
ヴィジュアルといえば、このゲームのメカデザインの雰囲気が、1992年ジャレコからリリースされたロボ物縦シュー「サイバトラー」を髣髴とさせるのだが、メカデザイン関係の人が同じであるとか、そういう接点でもあるのではないだろうか?

音楽は非常によく出来ており、背景イメージをさらに補強する楽曲揃い。世間的には「スーパースターフォース」「サンダークロスII」などの一連の作品と続き物になっている5面テーマ「ドッグファイトII」が人気だったようだが、ここはやはり怒涛の最終面テーマ「バリアル・ソング」を挙げたい。宗教唱歌色の強いオルガン風のイントロから全休止、その後にオーケストラヒットの音色に導かれて現れるメロディアスでノリの良い泣き系ハードロック風の楽曲に続いていく熱いサウンドが魅力的。
作曲は現在コナミの人であるメタルユーキ氏だが、個人的には氏の作品の中でも屈指の名曲ではないかと思う。