ヴィクトリアン・カフェの精髄

世間一般に知られるメイド喫茶とは真逆のスタイルを持ち、自ら「うちはメイド喫茶ではない」*1と公言する本格派スタイルのメイドカフェ「Victorian Cafe Emily」。
http://victoriancafe-emily.com/
西新宿というある意味で異色の立地条件にあった「エミリー」は、開店後ごく短期間のうちに閉店し、再びオープンするものの、やはり数ヶ月でその歴史を閉じた、伝説的なお店であると言われている。
扱う紅茶も高級なものやオリジナルブレンドを用意し、店員たるメイドたちの立ち振る舞いやメニューの内容、店内の調度に至るまで徹底したこだわりを見せる、そんな場所であったらしい。
経営者側は「うちはメイド喫茶ではない」と明言しているが、その姿勢を貫こうとした結果、逆にもっとも完成度の高い「本格派メイド喫茶」になった、という印象だろうか。
過剰装飾もオーバーな演出もなく、ただそこに凛として存在していた、本物の手触り・・・だったのかなぁ。普段メイド喫茶などにまるっきり関心を示さない俺ではあるが*2この「エミリー」には是非一度足を運んでおくべきだったと思っている。もっと早くこの存在を知っていれば、東京を通った際に立ち寄ったのだが・・・。

ITmediaによる紹介記事はこちら。
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0512/27/news020.html
あと、メイド喫茶についての見解の例として興味深く拝見させてもらったのがこちら。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1682613
この質問者に、個人的には近い感覚だろうかね、俺は。

一部に根強いファンを持つこのお店。閉店しては復活の繰り返しだということなので、再度の復活を切に願う。
俺も近くを通ることがあると思うので、復活があるならば是非足を運ばせてもらおう。もちろん、一人でな。

*1:これは「報道などで世間一般に知られているイメージの店ではない」という主張だろうか?

*2:個人的には「メイドブーム」は軽く10年ほど前に通過済みだったし、今メディアで言及される種類のメイド喫茶には行く気になれない。行くとしたら、まぁネタとしてだろうか。