再修練必須の模様

サンダークロス

私用で外出し、ついでに某でっかいアミューズお店(ちなみに「カウンターストライクネオ」での現在のホームだが)に立ち寄る。
今回の目的はいつもとは違い、「サンダークロス」(88年コナミ)「サンダークロスII」(91年コナミ)をプレイすること。
結果から言うと結構細かい立ち回りを忘れている代わりに大局的には武装選択などの知識を正確に記憶していたので、道中のミスを復活でカバーし切って1周はクリア。最盛期はどちらも複数周回を回れたんだが。まぁ、1作目は難易度面ではおやつ*1同然だし、2作目もさほどではない*2ので、リハビリは簡単だろう。
いまやロートルと言われても仕方のないはずの年齢である俺にとってさえ、両方ともおやつゲー。これからシューティングを始める人には練習用におすすめできるかもしれない。これがわかれば弾幕系以外のゲームにも潰しの利くゲーム攻略のメソッド(思考法含めて)が身につくのではないだろうか。

T氏とゲイングランド

昔某ゲーセンの常連だったころの知己であるT氏と再会。といっても、彼は「バーチャファイター」最前線の現役なので、しばしば見かける顔ではあったのだが、まともに口を利いたのは数年ぶり。
とりあえず「カウンターストライクネオ」のデモがてらプレイ概要を見せたり、最近のバーチャ周辺の事情を愚痴ってるのを伺ったりなんだり。

ハイライトはこの店に懲りずに設置してある「ゲイングランド」(88年セガ)の筐体に書かれていた「愛と炎」なる単語に惹かれてしまった33歳二人による「かなり久しぶり」かつ「実はこのコンビでは初めての」2人同時プレイ。
ゲイングランド」はスクロールなしの固定画面アクションゲームで、各ステージに配置された敵を全滅させるか所定の出口に手持ちキャラを全員脱出させるかすればステージクリアというルールのもと、各ステージで新たな仲間を獲得して、それらのキャラをステージの状況に応じて使い分けていくという戦術・戦略面の面白さが評価された地味な名作である。攻略がわかればわかるほど体感難易度が下がっていくので、やり込みでいろんなことを覚えればクリアはそう難しくないのが特徴。

今回はバグ使用のキャラクター増殖を封印する方向で。*3ちなみにここの制限時間は180秒設定。よって総じてヌルい。
一応両者ともクリア経験があるし、T氏は俺よりも経験豊富なので、今回は彼に戦術指示を任せ、俺はほとんど支援に徹する方向でプレイ。恐ろしいことに(笑)彼はパターンをほとんど覚えている。
とはいえそこはロートルの宿命でうっかりミスが多発、波乱の戦局となった。具体的には、

  • 序盤から重要戦力であるライフルマンのジョニー(登場キャラクターについては後述)を失い、俺が代用戦力として教授(後述)を提供。
  • 戦術の主導権がT氏にあるという理由で譲った最初の弓兵バーバルがかなり早い段階で戦死。
  • 一時的に俺が弓兵をほとんど失う。反面ロビー2人、サイバーなど重装系が充実、ついでに何が悲しくてかブーメランや手榴弾持ちのお姉さん方がいっぱい手元に残ることに。バルキリー、マム、ベティ各1人、ハニー2人はさすがに「ないわー・・・」連発モノ。
  • 難関2−9にてマジシャンの処理に時間がかかりすぎ、サイバー救出を断念。どのみちサイバーはこの後にも出現するので・・・と割り切る結果に。ダメだろそれは。
  • 反面最終局面の壁4−8で手持ちメンバー全員の脱出に成功、4−9がかなり楽に。

しかしまぁアレだ、俺もやってるうちに思い出すことが多いのなんの。登場キャラの名前も全員覚えてるしさ。
とりあえず各キャラについて、ロートルコンビ(即席)の戯言込みで書いてみる。

  • アスラ:初期手持ち3人の一人。スキンヘッド、移動速度最速クラス。メインショットはレバー方向に短射程の槍を投げ、サブはレバー方向に高所撃ち属性*4槍投げ。でも射程がないのでもっぱらステージ上のキャラを回収するのが専門。ただし、ゲーム中ではキャラ回収が重要なので、全ステージ通して重要な戦力。代用できるメンバーがガスコンくらいしかいない。
    • T氏曰く「土人」。こ れ は ひ ど い 。2Pサイドは肌の色指定が黒っぽいのでさらにヤバい。ニガーとか言わないだけまだマシか。
  • ガスコン:槍の若い方。サブの高所撃ち属性槍が前方固定。結局出番がなかった。
  • バーバル:弓兵のじじぃ。これも重要度高し。序盤で仲間になり序盤〜後半まで役に立つ。高所撃ち属性でレバー方向に撃てる弓をサブに持っているので、こいつを失うとかなり厳しいことに。
    • T氏、および俺の旧知範囲(札幌市某区周辺限定)では何故か「バーバラ」と呼ばれているが、彼はじじぃであり「バーバル」なので注意。
  • マース:弓兵の若い方。サブの高所撃ち属性の弓が前方固定、しかもかなりの長射程を誇り、活躍の場が多い。某ステージなどは彼なくしては語れないし、安全な位置から狙撃する攻略が必要なステージが結構あるのでやはり重要。
    • その射程を見たT氏曰く「若いっていいなぁ・・・」。
  • ベティ:初期手持ちの爆弾娘。メインは連射性能も含めてパッとしないピストル、サブは短射程ながら高所撃ち+爆風による攻撃判定があるポテトマッシャー手榴弾(前方固定)。なんでポテトマッシャーなのかがちょっと疑問。ピストルはワルサー製だろうか。高所撃ち要員がいなくなった場合に、最後の打開策として投入する。爆風が当てられない位置関係だと詰み。
    • 出番がなかったので4−9の特攻要員に用いた。意味がなかった。
  • ハニー:爆弾姐。ベティの手榴弾をレバー方向に投擲できるようにした性能。中盤で登場するがバーバルやマースがいれば用ナシ。
    • 俺が後半で出してみた際、T氏が「存分にフラッシュしてください(笑)」とか言い出す。だが彼女はバイバーズでもなければ黒髪でもないし、ツインテールでもないから注意が必要だと思う(笑
  • ジョニー:初期手持ちのライフルマンで、終盤まで第1線クラスの主力。比較的高い機動性を持ち、ある程度の射程のライフルを使う。メインはレバー方向に、サブは正面固定で発射される。
    • T氏が早い段階でやられてしまうという失態を犯す(笑)結局俺がジョニーを持ち越した。
  • 教授:見かけは軍服のおっさん。ライフルマン2号で射程はジョニー以上。サブが左右同時に1発ずつ発射の単発銃。ガン=カタか?サブの使い勝手以外はジョニーの上位キャラで、戦闘にはとことん有利。
    • T氏に譲渡して大活躍。もし教授がこの性能でなかったらと思うと(以下略
  • キッド:ベトナム戦時代の米兵風。教授から機動性を引き、代わりに1発で4連射のマシンガンを与えたパワーキャラ。機動性の関係でライフルマンの代わりにはならないが、特定の場所で敵を掃討するのに使う。
  • コウ:ヒゲのおっちゃん。サブのマシンガンが前方固定。まぁ、それなり。出番なかった。
  • バルキリー:ちょっとラフな感じのお姉さん。メインはベティらと同様のピストルだが、サブがレバー方向に投げられるブーメラン。このブーメラン、ある程度飛ぶと左右いずれかに旋回する「曲射武器」扱い。序盤のあるステージで彼女が大活躍する。
    • 個人的に1,2を争うお気に入り。ゲーム中のグラフィックはアレだが、脳内では美女ということになっている方多数(予想)。今回もT氏にわざわざ予告した上で俺がもらった・・・が使わなかった(苦笑
  • マム:サブのブーメランが前方固定。グラフィックと名前から想像するにいわゆる熟女キャラではないかと思われる。使い方はバルキリーと同じようなもんだが、あいにく出番はない(笑
    • T氏に対して「今時代は熟女だ」と主張したらあっさり承認された。「アウトフォクシーズ」のベティ・ドー32歳を通過した俺たちにとってはノープロブレム艦長ということらしい。
  • マッドパピー:グラサンつきの太いおっさん。メインはレバー方向にピストル、サブは正面固定・長射程のバズーカ砲。威力はでかいのだが、いかんせん本人が機動力に問題を抱えている。ダイエットしとけ、マジで。
    • 俺が単独でプレイする場合、ステージの締めに最後の敵を始末するのは大抵彼の役目。出番がないからなんだが、後半はこの役目もロビー(後述)に奪われるという目も当てられない結果に。
  • ジェネラル:軍の高官っぽい外見の人。メインはマッドパピーと同種のピストル、サブは威力だけは凄まじい火炎放射器。だが機動力に問題がある上に火炎放射器は全キャラ中屈指の短射程という理由でどうにもならないほど使えない。
    • ただし例外もある。このゲームには敵にショットを当てた場合の撃ち込み点があるので、20面台の砂虫が地中から出現する最中に炙ってやると、砂虫にダメージが入らず撃ち込み点だけがガンガン入るという稼ぎテクニックがある。スコアラー御用達。
    • 昔ローカル通称で「過激派」と呼ばれていた。なんでだろう?(笑
  • グロウナイト:騎士系の1。兜の関係で顔の多くが隠れた風貌。勇ましさだけはあるようだ。序盤で仲間になる。メインはレバー方向に3連射する魔法弾。サブは周囲に4つの光球を発生させ、敵にダメージを与えたり敵の弾を防いだり出来る。騎士系は機動力があまり高くなく、武器もいまいち使い勝手が良くないのでネタキャラの範囲だが、場合によっては一発勝負で使える局面もある。
  • ファイアーナイト:騎士系の2。チェインメイルを頭からかぶった白ヒゲのおじちゃん。メインはグロウと同じ。サブは前方固定のファイアーボールで、一定距離を飛んだ後停止してしばらく燃焼。威力は高めだが機動性などの事情でいまいち使いどころがない。
    • T氏が時々出しては火の玉を発射し「これ威力あるんだってば」と主張を始める。確かに停止する弾体の性質から考えて移動する敵の通り道に置くというやり方はあるが、あくまでもネタでやってるのは一目瞭然であった(笑
  • ウォーターナイト:騎士系の3。多分騎士系で一番実戦に駆り出される存在。グラフィックではピンと来ないかもしれないが美青年説あり。俺もその点には同意。メインは他の騎士と同じだがサブがレバー方向に水柱を立てるというもので、これに引っかかった敵は一定時間動きを封じられてしまう。
    • ということは、彼を駆使した足止め戦法が有効なわけで、事実彼は最終1つ前の4−9まで出番がある主力中の主力。全キャラの中でも重要度がかなり高い。
  • ザエモン:騎士系の4。サムラァイ・サムラァイ・ブシドー。メインは以下略で、サブは自分を中心に螺旋軌道を描いて飛ぶ竜巻。障害物や敵に当たると反射してさらに飛んでいくので、複数の敵を道連れにしてくれることも多々あり。序盤で敵を一掃することができるステージがあるほか、最終面である4−10では・・・?
    • 4−10にて・・・T氏、それはないわー(後述
  • ロビー:上半身にフードを被り、肩には長射程+高所撃ち属性のミサイルランチャー*5を装備した強化歩兵。メインはしょぼいピストルだがサブはミサイルをレバー方向に発射する狙撃担当。槍も弓も通用しない遠方の敵は、彼に狙撃させるしかない。機動力はもうあまりにもあんまりなので、接近戦はナシの方向で。どうでもいいがニューミクロマンの「強化スーツ2」だなこれは。
    • 2−10でボス突破に当たり運用。事情により仲間を逃がさなければならなくなってしまったので。まぁ、戦闘は火力ですかね。T氏がメインの作戦を実行している最中によく呼び出されるのだがそれはそれでいかがなものだろうかと(笑
  • サイバー:後半の要。見かけはロボコップかなにかに見えなくもない。メインはロビーと同じ、サブは正面方向にミサイルをバラ撒く。ミサイルは低速だが威力は絶大なので、後半の雑魚掃討に有効。とにかく一気にまとめて敵を倒せる。
    • 俺は単独では最終面でサイバーを出してラスボスに密着させ、ミサイルを当ててダメージ稼ぎにする。まぁ、普通・・・かね。下策ではあるが。
    • エンディングに登場する彼はどこから見ても「超音戦士ボーグマン」にしか見えない。♪もえるよーなあかいばーらー むねーにそーえーてー♪

というわけで、波乱の連続でありながら到達しました4−10、最終ステージ。俺がT氏にとりあえず方針を決めようと言っている最中に、彼はザエモンを出してボスに特攻。
ボスの真正面に入って竜巻発動、秒殺してくれやがりました(笑
ちょ、俺の出番ナシーーーーー!?
えーとですね、最後のボスは2脚歩行のロボなんですよ。で、この足の間にザエモンで入ることが出来れば、そこで竜巻を撃って両足で反射させまくって一瞬で倒せるわけです。俺は成功してないんだが、T氏はこれが出来るわけで。

T氏マジ外道(笑

波乱の戦いはこうしてやけにあっけなく幕を閉じ・・・

納得いかーーん!!(笑

かくなる上は、俺単独でクリアしに行くしかアルマイト洗面器。

でもいいゲームですよ、「ゲイングランド」は。

*1:難易度が低くあっさりクリアが出せるゲームを指して言うスラング。俺周辺限定?

*2:とはいえ、前作よりは確実に難しくなっていると思う。ラスボスが弱いのはともかくとして。

*3:多分増殖ナシのほうが戦略的に面白いと思う。

*4:放物線を描いて飛ぶ弾道で、普通では撃てない高所や塹壕内、水中などの敵をこれで狙撃する。ある意味でこのゲームの要。

*5:槍・弓と違い放物軌道ではなく直線。高所が存在しないステージでは普通の長射程火器となる。