今週も「木曜洋画劇場」(笑)または「見参、アクション番長」のこと

というわけで「ブレイド」。何回目だ俺。
吸血鬼と人間のハーフである闇の狩人が、悪の野望を持つ吸血鬼たちと戦う、という設定はもうみんなご存じかと。

本作は、ぶっちゃけノリで観てナンボですわな。原作はアメコミだと聞く。OPのクレジットにも、あのマーヴェル・コミックスの名前がある(日本じゃカプコンのおかげで「マーヴル」と呼ばれているが、あのスペルから考えるに読みは「マーヴェル」だ・・・もっとも、発音は「マーヴル」に近い「マーヴェル」だった気がするが)
まぁその、吸血鬼と人間のハーフ故の悲壮感が薄いとかそういうツッコミはまぁ置いといてOK。アクションのノリは申し分ない。個人的には「マトリックス」よりこれや「リベリオン」の方が好みなくらいで。

しかしウェズリー・スナイプスという人は本当にナルシストとしか思えない(笑)それとも監督なり演出なりの指定か?特にクライマックス、雑魚連中を次々叩きのめした後に壁からチタン刀を抜くシーンでの「振り回し〜足下に突き立てて刀を軽くひねる」カットや、ラストバトルを決める例の薬品を後ろ手でキャッチするシーンの「胸の前で右手水平」(この右手水平がいいのだ)などは見事なまでにナル炸裂。ここまで行くとある意味非常にイケてる。いや、ネタとかじゃなくて本気でイケてる。

俺としては、フロストを演じるスティーブン・ドーフの顔色の悪さ、というか血色ゼロの白い顔と、ブレイドを演じるウェズリー・スナイプスの黒い顔との対比が味になってるなぁと。あの色白っぷりはちと凄いわ。

どーでもいいが何気にグロ多めだったな、これ。全然気にならないのは何故でしょう。

テレ東日本語版の脅威

ブレイド」吹き替えのキャストが無駄にアツいことにも触れなくてはならないのだ。俺だから。
主人公ブレイド大塚明夫様。「様」だ。天下の知的オヤジ声優明夫様である。燃えだ。宿敵フロストには山路和弘氏。山路和弘といえば烏丸所長(笑)まぁこの人のシブい声は結構好きなんでOKだが、やっぱりプラズマチョチョーだしなー。「仮面ライダー剣」を観ていた人ならあの人だというだけでネタになるわけだ。
フロストの配下の連続やられ役(笑)クインに立木文彦氏。いいなぁ立木氏。
で、ブレイドの協力者ウィスラーに大塚明夫様の実父・大塚周夫氏。親子競演という寸法だ。声優ファン的にも燃えるキャスティングである。