「時の継承者/ファンタシースターIII」(セガ/1990年/メガドライブ用)

気がつくと始めていた。裏技やネタの検証が目的なのだが。
現在、第1部/ケイン・サ・リーク編終了前でセーブ。案外さくさく進む。
で、本作にはダンジョンへの出入りに関する判定を利用したと思われる裏技があって、第1部ラストの結婚相手にリナ・ノ・サテラを選んだ場合、第2部のレイン・サ・リーク編をすっ飛ばして第3部への繋ぎになる結婚イベントを発生させることができる。
早速実行。リナと結婚してレイン編をすっ飛ばした。
結婚相手はエシル家の娘ルイセ・ケイ・エシルと魔女ライアの妹である二代目ライアの2択で、ネタとして笑えるライアとの結婚を選んでみた。
息子としてフイン・サ・リーク、それと双子の妹ライア・サ・リーク(三代目ライア)が主役となるのだが、これが妙にアレ。謎の地震の原因を探るべく父レインの命を受けて旅立つフインに「おにいさま!」と詰め寄り同行を要求する妹。
この構図に近親相姦を妄想したツワモノも多いという厄介な代物なのだ。まぁ、あの外見じゃなぁ・・・顔グラフィックもやけに可愛く描かれているし・・・(先代もそうだがなんでかライアには力が入ってる)

ま、それはいい。本題はそこじゃなくて、第2部でのイベントをこなしていないことに起因する(と思われる)問題があるということ。
このゲームには転移魔法というものが存在せず、よその土地には歩いたりして移動しなければならない。それを補佐するために、土地同士を繋ぐダンジョンや転移施設「ライア神殿」などが用意されているのだが、それぞれの繋がりを把握しなくてはならない上に目的地が遠いと移動がもの凄く面倒で疲れる。
で、ライア神殿を使うには、魔女ライアの象徴たるアイテム「ライアペンダント」が必須なのだが、これを使えるようにするイベントを通過していないせいか、ペンダントがありながらライア神殿が機能しないようなのだ。これは多分何かのフラグバグ。さらに、繋ぎのダンジョンに入るために使うキーアイテムも「森のサファイア」くらいしかない(ダンジョンに入るキーアイテムは複数種ある)「龍の涙」も「双子のルビー」もない・・・どうすればいいんだ?
つまり、第3部での目的地へたどり着くことができない可能性があるということ。加えて、このフイン編最初の目的地はかなり遠くなのだ。
正直、これはやめたほうがいいような気がしてきた。おとなしくルイセとくっついたほうがいいのかも。第3部もルイン編になれば結構ラクみたいだし。

「すっ飛ばさずにやればいいだろ」ということだが、はっきり言ってキツイ。セーブデータ保存先が二つしかない関係で、1つは第1部/ケイン編の終盤でセーブしておいて第2部から始められる体制を整えておきたい(=後でマーリナとの結婚ルートをプレイしたい)し、もう一方は進行中のゲームに使うため第2部終盤でのセーブができない。つまり・・・第2部は2回ずつやることになるということ。それを避けたいので第2部を一回飛ばすことを考えるわけだが・・・やっぱ第2部やらないとだめかなぁ。レイン編だけじゃなくてアイン編も2回あるのに。
昔やったからもう懲りたんだがなぁ・・・。さすがにPSIIIは根性出ないのよ・・・(じゃあやるなよとか言わないでくれぃ)


ちなみに、第3部フイン編最初の目的地「サテライト・紫の月」には、上記の第2部すっ飛ばしと同じ方法で一気に行けるという裏技があるのだが、第2部すっ飛ばしを実行していると紫の月ではなく第2部すっ飛ばし技と同じ転移先「シール城地下」に出る。この状態で地上に出ると、シール城は第1部と違った状況になっていて、しかもライア神殿も連結ダンジョンもない離島であるため身動きができなくなる。ぶっちゃけデッドエンド。やってはいけない。

始める前の残留データで存在していたのはマーリナ・ル・シールと結婚〜ラン・ラ・ミラーと結婚して発生する第3部/シーン・ル・シール編。って「シーン」かよ。ピアースじゃないのか(服の色も緑だし)と一瞬思ったのはさておき、2代目ライアとの結婚がないので再度眠りについた彼女が最終決戦に向けて参入してくる流れ。永遠に若く美しいってか(笑)魔女めー!とか。


以下、細部の雑感。

ライアについて

実はあまり思い入れがない。ストーリーの上では中心人物なんだが・・・。まぁ2代目特有のあのオーラ(実際にそういうグラフィック)はいろいろと興味深いのだが。魔女だからな。なんとなく「声:井上喜久子」っつーイメージがある。初代含めてね。いや、それはどーでもいいか。
3代目は普通に可愛い感じに描かれているが、なんせアレだもんなー。10年ほど早かった。今だったらその辺のヲタ連中がこぞってフイン編を目指したことだろう。ビンディ萌えの趣味があるならなお可。兄もビンディついてるけどね。何気にカッコイイぞ、兄。レベル上がらないけど豪腕だし。
ちなみに妹は凄い勢いでレベルが上がり、兄がLv.2とか3とか言ってる時には30近くになる。連邦のモビルスーツは化け物か!?

戦闘

この手のRPGでしばしば見かけるものに「敵集団に前列/後列が設定されている」というものがある。前列の敵がいると後列の敵に手出しするのに魔法や飛び道具などが必要になるというアレ。このゲームはもう少し細かく、前後列の他に右側/左側という分割がなされていて、「右側または左側の一群に対してまとめてダメージを与える」武器が存在する。これをうまく活用して、戦闘を効率よく進めていく遊び方を提示したのだ。
結果から言うと、いまいちうまく機能していない感じがするが、それでもこの試みは面白いと感じた。

そんなわけで、第3部をどうするか考えてルイセを選ぶも、最初の用事で早速全滅して少々イラついてきた(苦笑)やっぱ第2部やろうかしら。
しかしルイセとくっつくと子供=ルインが老けた顔で笑えるな。どうにかならんのかね。

現状では「造り込み不足の未完の大作」というのが私感。終わってからどう感じるかはわからないが、案外同じことを言ってそうだ。実際、もっと面白くなりそうな要素が多いからね。
とりあえず継続。