「蒼穹のファフナー」その後

・・・だんだん、確実に、「観られる内容」になってきた。序盤の負債を清算できる時間がもうないのが残念だが、この頃は確実に良くなっている。普通に観られる内容。人類軍登場前後くらいからか、キャラもそれなりに立っていたり。皆城兄妹のアホさ加減なんかもね。
何より、ロボットアニメに必須であるロボアクションのバリエーションが豊富になってきた。前回(北海道では月曜深夜)放送分では、今までオペレーターだった真矢が遂にファフナー搭乗者となるくだりが描かれていたが、彼女が実は天才的ガンナーであるという展開にした上で、その狙撃能力を戦闘シーンの決め手に据えるなど、「新メカ登場」の王道的盛り上げで楽しませてくれた。
それに、敵・フェストゥムの複数同時出現のシチュエーションで、ファフナー各機それぞれの戦い方も描き分けていたので観ていてアクション面を楽しめる話だった。まぁ、いろいろアラはあるけども、今回のように密度があるとそれも気にしなくていいや、と。Aパートのコメディ風味の展開もなかなか楽しく、アイキャッチが入るまで時間を忘れたほど。

今回のメカシーンについて箇条書き。

  • 防御装備付き機体を盾にその後ろから射撃、盾にした相方が装備で足止めしたところに止めという連携でフェストゥムを撃退する衛&剣司
  • 軽快な操縦性を活かすカノン
  • 熟練の技術とタフな根性で撃破する日野
  • 生来の血気盛んな性格ゆえ思わず接近戦を挑む咲良(これは危機に陥るのだが)

という具合。頑張ってるなぁ。デス種よりこっちの方が面白いですよ。いや、ホント。で、最後は直上から襲ってくるフェストゥムの弱点を一撃で射抜く真矢の射撃、と。見応えはあった。

シリーズ構成自ら出陣するようになったからか、このごろはちゃんとしたつくりになっている。いいことじゃ。