フォグ。というか岸上氏のギャル絵を語る

公式はこちら→http://www.fog.jp/
たまにはヲタクらしくコテコテのキャラ絵の話をしたい。樋上いたるの時代も既に過ぎ今はさらなるトレンドが生じているようだが俺にはわからん。
そんなわけでこのごろ有名な平井久司氏の絵に恐ろしいほどの抵抗を感じる。6月30日付でネタにしたある女性などはそれになんらの抵抗を感じずにいるようだが、俺は無理っぽいなぁ。あの人、うまいか?

そんな私の好きな絵師はフォグ作品の顔となった感のある(株)オーツーの岸上大策氏。なんか同い年だって話なんだけど、この人いいよー。なんつーか世間の流行と関係あるんだかないんだかって感じで。
久遠の絆」で万葉にぶち殺された(=萌えさせられた)俺の勝手な戯言ですけどね。でもアレはキャラ絵よりキャラ立てに負けたんだが。

でもこの人の絵、その後のフォグ作品を追っかけるとわかるけど確実に進化してる。もともといい絵を描くけど、「風雨来記」を経て「ミッシングパーツ」では「そのへんにいる普通の人」っぽいキャラデザインをするようになったと思う。そこに驚く俺。
久遠の絆」の螢=万葉の「ありえなさ」(あっちはそのありえない美貌っぷりが設定上のキモなんだが)と比較していただけるとわかりやすいと思うが、京香さんとか成美ねーさんの普通さ加減はちょっとそのへんのギャルゲー絵師じゃ出せない味だろう。ああいう感じの人、街歩いてりゃ普通にいそうな気がしますがどうですか。(あと奈々子とかはもっと普通の人だ。そのへんにいそう)
氏のキャラデザインを見ていると、口や唇をちゃんと描いているのが目立つ気がするな。妙にリアル寄りな部分が・・・。いや、典型的「アニメ絵」なんだけどね。「ミッシングパーツ」とか見てるとそういうディテールが効果的に思える。特に3話ゲストの李涼雪とか。
岸上氏がずば抜けて上手いかどうかは俺も世間を知らないので何とも言えないが、現在一線級の絵師でもこの人より下手な人が普通にいるんじゃないかとは思う。
後藤夕貴氏という方の「久遠の絆」レヴュー(唇を噛む)でも言及されていたし俺も旧日記で取り上げたが、独特の艶というか、風情が漂うタッチの絵、キャラデザインをする人だなぁと思う。
いいですよ、この人の描くキャラは。