強化〜全ての武装を使いこなせ

こうして、パターンの再構築と装備の使用技術の研究を再開することになった。
例えば3Aのボス・大型装甲機兵プロトタイプに対し、腕を速攻で破壊できない装備の場合どうするか。それでも早く破壊したいので、レーザーライフルの威力で破壊したり、クラスターガンや格闘兵装を駆使しての接近戦を再度考えた。いつもなら破壊されているパーツが残っている状態では、そこからの攻撃も続く。プロトタイプは動き回るので、腕から発射される弾を避ける複数の方法の中からその時々に最適な動きを判断して回避しなければならなかった。それもタイミングをうまく測り、回避後即座に攻撃を再開できるように。

他のボスは、もっとややこしい場合もあった。脚の性能によっては避け方を変えなければならないし、同じ脚でも武装が違えばパーツ破壊のタイミングも変わるし、戦闘も長引き被弾の危険も増すなど、その場その場で考えることがとても多かったと思う。