「デンジャープラネット」的ゲームを考える

マンガ「ブレイク・エイジ」に登場する近未来の対戦ゲーム「デンジャープラネット」は、プレイヤーが自分好みのマシンを自由に設計・カスタムして戦うアクションゲームだ。
今「ねこべや」でスレを立てて論議しているが、技術的に可能でもプレイヤー的に難しいと踏んでいる。

問題は大きく分けて2つ。一つ目は「誰がやるのか」少なくとも、格闘ゲームのような融通は利かないし、キャラ萌えも出来ない。そもそも、プレイヤー機は自分で用意しなければならないのだ。
ただ、これは一番簡単にクリアされそうな問題だとは思う。愛機を持つという感覚は、プレイヤーにとって強力なセールスポイントになり得るだろうからだ。人にもよるが。
二つ目が問題だ。「戦い方の差とどう付き合うか」格闘ゲームでは間合いを広く取っての防御的戦術が嫌われる傾向にある。「バーチャロン」シリーズでも一部の過激派などは格闘戦をしないプレイヤーを悪と認識するし、そもそも逃げ有利のゲーム性からくる問題が多くあった。多分これは当分解決しない問題ではないかと思う。「DP」ほど自由であるならば、有視界戦闘レンジ外から大出力レーザーなんぞで狙撃されたりなんてのも日常茶飯事になりそうだ。俺もバカみたいに格闘兵装を振り回すのは嫌いだ。剣やらなんやらをぶんぶん振り回してくる奴を間合いの外から火力でねじ伏せたりしたがるタチだ。剣ひと振りかわすごとに数十発の銃弾を浴びせるような、そういう種類の人間である。
多分、戦い方の是非を巡り論争が起こるだろう。だが、「DP」的なゲームにおいてはどんな戦術もアリだ。見えないところから集束レーザーで動力ごと貫かれても、逆に飛び道具を封じられるほど間合いを詰められても文句を言う資格は無い。負けたくなければ戦術を学ぶ必要がある。難儀ですな。

この話はもうしばらく続きそうだ。