小泉首相の北朝鮮行

新聞などによると国民のおよそ3分の2にそっぽを向かれた今回の一件。まぁそりゃそうだろうあの結果じゃ。
拉致はもはや明白だし、それにそういう甘い態度で接するのはどうなんだろう。ジャイアニズムに屈するのび太のようであるな、わが国は。ドラえも〜ん・・・じゃなくて、どうにかならんのかと。
だが、迂闊に刺激するとミソぶち込んでくるわけだよな。撃たれて人が死んでからでは遅いんで、下手なことは言えないわけだし、及び腰になる心境はわかるけど・・・
正直、そろそろ何らかの形で叩き潰されるべき時に来てるんじゃないか、あそこは。
日本は対外的に戦争をしかけることを憲法で禁じており、大戦後のいわゆる「ウォーギルトコントロール」で、大衆に「戦争=悪」の図式を定着・浸透させてきたわけだが、今回ばかりはかの国に一発ぶち込んでも文句を言われる筋合いはないのではないかと思ってる人は多いと思う。俺もだが。
でも、誰がやるよ?人を殺すのは容易なことじゃないぞ。銃を撃ち、ミサイルを叩きこむってのはそういうことだからな。じゃあどうするか。もうどこまでも文句を言ってやって、解決せい、と続ける他無い。辛抱強くやらんとならんのがツライな。
ともあれ、当分酷評は続くし、そのあたりは覚悟してもらった上で、今後もがんばってもらわなければなるまい、首相殿。

とはいえ、だ。
今回は拉致問題だけの話をしにいったわけじゃないようだし、いろいろあるわけだから、今すぐ上記の問題をどうにかせい、と首相だけに望むのも間違いなのかもしれん。多分物事は順番で、今イイ顔をして上手い具合に言いくるめて、北朝鮮を手なずけてしまえば、流血無く決着をつけられるんじゃないか、という考え方もあるのよね(ニヤリ)時間はかかるけど、そのほうが歴史的には有意義かもしれない。
え?ええ、ある意味ペテンですよ?わかってます。でもいいじゃないですかペテンで。これも一種の外交、いや、戦争ですよ。柔よく剛を制す。相手の爪や牙をひとつずつ抑え込んで行くのも、高度な戦いです。
まぁ、北朝鮮国家じゃないですけどね。(国家として認知していない)

拉致された人達の家族は心中穏やかじゃないし、多分それに同情するあまり世間も「なにやってんだよ小泉!」ってなモードになってると思うけど、じゃあ今すぐに拉致問題を決着したとして、その後は?そこを強行して、どんなカウンターを食らうだろうか。
数人返してもらったあとに日本海をまたいで何が飛んでくるかとか、そういうことを恐れるのだがなぁ。相手はそれをしそうなくらいにはオカシイと、俺なんかは思うなぁ。

どのみち、国家単位でキチガイの相手をしてるのは間違い無いわけで・・・