「特捜戦隊デカレンジャー」

・・・本日昼過ぎまでに、すでに2ちゃんねる特撮!板では「デカ」本スレが1つ半ほど消費されている。
予想通り「犬祭り」発動中だったさ。
個人的にはもう少しボスとスワンさんの過去を語ってくれても良かったかとは思うが・・・それはそれ。

今回の敵は、かつてドギーにやられた犯罪者「ベン・G」。スワンさんを誘拐してドギーに復讐を、ということで、さらわれたスワンさんを救うために出ていったマーフィーまでボコられて、さらに別動の作戦のためにデカ5人が出動、ボスは単身ベン・Gのもとに赴く・・・

とにかく犬づくしでした。冒頭ではかつて「地獄の番犬」と呼ばれた過去を語られて「昔の話だ」と言っておきながら、スワンさんを助ける方に行こうとする5人を怪重機の破壊工作阻止に行くよう命令、それでも食いつくバンに「俺をナメるな・・・!」と凄みを利かせるボス。今日のボスは何かが違うことを匂わせるこの凄みがイイね。
今日はサングラスでおめかしした(笑)ボス、指定の場所である採石場(往年のヒーローたちの主戦場だよなーコレは)でベン・Gと対面、威嚇を受けても動じず対峙して「悪いが、俺はそんなに暇じゃない」熱い。そして行く手に塞がる100体のアーナロイドを一瞥して「勘を取り戻すにはちょうどいいぜ」とサングラスを投げ捨て、変身!
「百鬼夜行をぶった斬る!地獄の番犬・デカマスタァァァァァァ!!」
名乗りで文句無しに燃えた。
ここからが今回の見せ場!愛刀「ディーソード・べガ」を抜刀し(鍔のトリガーを引くと青白い旋風が走る!往年の「レーザーブレード」ばりにギラリと輝く刀身がイイ!)、群がる敵を次々に斬り捨てる!しかもデジタルカウントで残りの数を表示して、本当に100人斬っていることを強調(まさかこんな演出を入れるとは思わなかった)、剣風で空間が歪んだり、斬るたびに画面ごと揺れるエフェクトでその豪剣ぶりを魅せる。レッドがガン=カタなのに対し、ボスは時代劇の剣劇のノリで熱い殺陣の連続。斬って斬って斬りまくり、わずか1分で全滅。圧倒的な強さを非常に分かりやすく見せてくれるのよ。
ダイナマイトで縛られたスワンさんに動揺し、一度はベン・Gに追いこまれるも、なんと銃弾を刀身で受け止めて跳ね飛ばし、ダイナマイトの導火線を切ってしまう凄腕を発揮。
そして反撃、一撃ごとに見栄を切ってみせる。
「俺のハートに燃える火は、悪人どもには地獄の業火!燃やし尽くすぜ、平和のために!」
ようやく到着した5人が見守る中、ボス自らジャッジメント
罪状は「宇宙地上げに関する大量殺人、及び宇宙警察官略取」。円月殺法風エフェクトとともに文字通りの地獄の業火が吹き荒れ、必殺剣炸裂!
「べガスラァァァァァァッシュ!!」

決めの台詞は「これにて一件コンプリート、悪がいるから・・・俺は斬る!」ボス、グッジョブ。
スワンさんもお姫様だっこで救出してるしさ(笑)

今回はストレートなアクション編でした。で、結構芸が細かいのよ。べガスラッシュの後勢いで数歩分ザザッと滑ってたり、ドギーのスーツアクター日下秀昭氏が歴代1号ロボのアクターだからなのか、巨大ロボの必殺剣を髣髴とさせるエフェクトが入ってたり。ジャンプの仕方が宇宙刑事っぽかったり(両腕を横に開き片膝立ててジャンプ。宇宙刑事シリーズなどで時々見られるポーズだったと思う)、ディーソード・べガの錆っぽい状態→トリガーオンで刀身ギラリだったりとか、いろいろ細かい。
背を向けたまま肩越しに刀身を突き付けて「観念しろ・・・今度こそ、正真正銘のデリートだ」バンたちが駆けつけたところで「俺の育てた5人が来たぜ・・・」など、ボスのシブさを見せつけることだけに特化したシーンが目立つな。昔のボスがベン・Gを追い詰めるカーチェイスの回想シーンもあり。(ボスの車、「カーレンジャー」のレッドレーサーのアレじゃねぇか?)
ついでに100人斬りのシーンで流れる挿入歌を歌うのはささきいさお氏。ここも燃えポイントだな。
ところで、今回はスワンさんのアップが多かったわけだが、あまりトシのことを突っ込んじゃイカンよ、諸君(笑)
エンディングのネタは、修理されたマーフィーにホージーが「ま、結果的には役に立たなかったけどな」・・・マーフィーブチ切れ、ホージー、マーフィーに襲われる(笑)「オゥマイガッ!アイムソーリッ!」には笑った。

さて、次回はマスターの強さに依存しがちな5人だが、ピンチにも救援に来ないボスにバン絶叫!「ボスなんか大っキライだぁ!!」
5人とボスの関係を描くことが期待されるデカマスター登場編パート2「プリーズ・ボス」来週も面白い展開を期待してるぜ。