おもちゃ語り:ロボ波さん降臨

というわけで「エヴァ」9巻、購入しました。例のレイ(寒いシャレ)人呼んで「ロボ波」が我が家にも配備されました。
しかしこの「ロボ波」って通称イイね。各所に可動を盛り込むためにプラグスーツのデザインをメカニカルにアレンジしており、さらにそれに合わせてか、顔も無表情で独特の冷たいイメージになっている。本当にアンドロイドっぽい。いや、実際綾波レイは自然に生まれた「人間」じゃないし、表情豊かな綾波ってのはそもそも考えにくいわけですが。

可動範囲ははそれほど大きくなく、レイキャシールがアクション重視(ロボ波と比べればだが)なのに対しどちらかというとデザインやシルエットが重視されている印象。それでも脚は股関節で前後スイング、膝関節+ねじりで足組みや崩した座り方も可能、腕も肩で左右への軽い開き、上腕の1軸回転+肘関節でポーズの表現が可能で、そのシルエットとあいまって美しさを感じさせるものになっている。
また、脛〜足首にかけてのラインはその爪先を伸ばした流線型のシルエットを崩したくないという理由で別パーツ分割はしていないそうだ。その代わり自立も可能なようにとの配慮なのか、足のうらにプラグ状の折りたたみ式ピンヒールがある。これが細く目立たないながら、小気味良いデザイン的アクセントにもなっていて面白いのだ。
そういう姿格好のものがすらりと立つ姿はメカニカルでありつつ同時に繊細な美しさを感じさせる。

んだが・・・問題も結構あるな。やはりレジン原型と比べると顔が無駄に仏頂面に見えるのはいただけない。まぁこれはこれでいいんだが、やはり気になることがあるので・・・
去年何かの素材にと買っておいたバンダイのガシャの綾波(プラグスーツ)のヘッドを加工、交換可能とした。そんなわけで画像はその状態になっている。しかしアレだ、みんなこの方法やってるな。考えることは同じらしい(笑
ともあれこれはちょっと面白いアイテムだ。ポージングで美しさを引き出す楽しみがありそう。今後もちょくちょく手にとってあれこれ試してみたい。第弐弾(「エヴァ」だけにこの表記で)なんてあったら面白いな。やはりリペイントで惣流・アスカ・ラングレーを出すか?・・・って、実際改造して造ったツワモノいるよ!凄ぇ!

で。これいじってて脚の可動からミクロマンの「タイタン・スペースナイト」を連想した俺は相当そっちの世界の人だと思ったのはヒミーーーツ!ついでに肘関節はハトメネジで昭和ミクロ風味だしね。
あと、爪先まで流れるライン、これ思わず膝を曲げた状態で横から見てしまうと「ウルフファング」の2脚ホバーに見えなくも無い。誰か銃とバンカー持たせれ(笑)いや、ラインの美しさではこっちのほうが上だけどね。

ついでなので原型製作の浅井真紀氏のサイト「EdenPlastics」さんへのリンクを張ってみる。これのアイデアの元となった同氏の作品「レイキャシール」ともどもそのスタイリングとギミックをごらんあれ。カッコいいですぞー。