62.他の人におすすめするメカアクション物の作品を挙げよ

正直「これは絶対だ!」とまで言うのはちょっとどうかと思うので、強くはおすすめしない。そもそもメカ物自体下火で、非常に受け手を選ぶものになってしまっている、そういう時代だから、なおさら下手なことは言えないし言ってはならないという気もする。まして事は「ファング」がらみ、下手なことは言えない。

という前提で、推薦作品。ただし、入手難易度は決して低くない場合もあるので注意。

  • 戦闘妖精・雪風」シリーズ:神林長平原作のSFスカイアクション小説。高度の人工知能を有する戦術偵察機・スーパーシルフ「雪風」とパイロット、深井零の戦いを通して、人間と機械との関係性に迫る日本SF界屈指の傑作。いまだに普通に手に入る。一話完結の連作形式で非常に読みやすい。
  • 装甲騎兵ボトムズ」:高橋良輔監督作品。サンライズ黄金期の名作アニメーション。停戦中のある銀河系で、壮絶な運命に翻弄される一人の兵士の遍歴を描くアクションロマン。地味だが濃い。パイルバンカーやアイアンクロウはここから生まれた。
  • 「蒼き流星SPTレイズナー」:「ボトムズ」の高橋監督の作品のひとつ。二つの人類の狭間で翻弄される青年の孤独な戦いを描く。ナックルショットのルーツ?
  • 「青の騎士ベルゼルガ物語」シリーズ:はままさのり著。「ボトムズ」の世界で起こったもうひとつの物語という触れこみで登場した。ロボット兵器「アーマードトルーパー」での賭け試合である「バトリング」を題材に、親友を殺した宿敵を倒すため、友の愛機を駆り戦う男の物語。主人公機の武器「パイルバンカー」はもはや神格化されているとすら言えるかも。

※逆に絶対におすすめできないのがガンダム史上最悪の作品「機動戦士ガンダムSEED」(通称「種」)。悪いこたぁ言わない、アレをほめるのだけはやめておけ。
※番外中の番外だが、ゲームソフトに影響を受けて今日にいたるという部分もある。「ウルフファング」に先駆けること約2年、NCS/メサイヤメガドライブ用アクションゲーム「重装騎兵レイノス」で「ストーリー展開で魅せるロボゲー」という様式は確立されていて、「ウルフファング」ファンの中にはこっちも知っている人も少なくないのではなかろうか。