隠しダイアリー・16「片一方の振れ先にて」


他の誰かに心を引き寄せられる・・・浮気性、韓国の悪を知ろうともしない・・・未来の親韓足りえる危険性、今回のことを裏切りだと自覚していないこと、などなど。

それでいて、好きに生きているようだから、もう俺はいらないわけだろう?だったら、帰ってこなくてもいい。

ここしばらくそう思ってきた。

だが最近は、それが変わってきた。どう変わったのかというと「どうせ戻ってきたところで同じことの繰り返しになるのなら、そういうのは俺以外の誰かでやってくれ」と思うようになってきたのだ。
要するに「もう帰ってこないでほしい」という気持ちが徐々に強くなってきた。所詮俺は彼女の心を満たせる人間じゃないし、彼女とて俺に不満があったからこそ俺と別れるためにここまできたのだとも思える。

だが、俺は俺だし、彼女の基準に当てはまろうとは思わない。
やはり日本の政治や社会意識に干渉し捻じ曲げようとする特亜の連中は気に入らないし、男関係についても浮気や二股などかけられるのはいい加減うんざりだ。

彼女が言うには「他の誰かを好きになったけど、そばに置いておいて欲しい」のだそうだ。
その理由、彼女の心境を察することはできるけれど、残念ながらその要求は呑めない。俺は二股が大っ嫌いなのだ。そして彼女の要求はそれ以外の何物でもない。

できれば、日本国籍を捨てて韓国に帰化して欲しい。そうすれば、思い切って敵と呼ぶこともできるからだ。

今は、時々こういう気持ちになる。もし彼女が言うようにいずれ俺の元に帰ってくるとして、その場合彼女を許し受け入れるのは、どちらにとってもハードルの高い問題であるように思える。それを乗り越える価値が、果たしてこの絆とやらにあるのだろうか。

あるとは思うが・・・あまりそう思えなくなってきた。

そういえば俺との関係はあちこちに隠し続けてきたが、新しい彼とはかなりオープンにやっているようだ。それが、個人的には面白くない。一番いいのは、二人ともこの世から消えてしまうことだろうか。

なにもかもなかったことにしたい。NEPや「聖銃」が実在したら、俺は迷わずそれを手にし、彼女を撃つだろう。そう思う。
単純に相手を潰したいのではない。この気持ち、想い出、数々の愛の言葉もろとも、全て初めから存在しなかったことにでもしないと、楽になれそうにないのだ。

「たぶん」でも「きっと」でもなく、これまでの誰よりも、心から欲し求め愛した女だからだ。
そう思うし、そうとしか思えない。

今も時々見ているのかもしれないがあえて書いておくわけだが・・・俺がこうまで思うのがどうしてか、わかるよな?
単純な憎悪の類であれば、こうはいかないわけだし・・・そのくらいは気づくと思うのだけれど。

(2006・04・01執筆)