ジー/エルダーミクロマン・M10x(画像左)

元はミクロマン地球本部・保安機関CRIM(クライム)の実戦部隊・コマンドエリアに在籍していた老兵士。CRIMから派遣された分遣遊撃部隊の責任者。一応「総司令」の肩書きを持ってはいるが、実際の作戦指揮はマグネパワーズ・コードとM11x・バーガディッシュに任せており、彼はもっぱら部隊全体、及びその拠点の管理に徹している。
非常にのんびりとして温厚な性格の老人で、年齢は恐らく現在地球にいるミクロマンの中でも最年長ではないかと言われている。そのあまりにものんきな性格と口調から隊員からはボンクラ老人扱いをされており、一部の者は彼を「ジジー」などと呼んでいるとか。
実際、実戦でも司令部で戦局を見守っているものの、それ以上のことはほとんどしない。そのため何故彼が総司令官のポジションにいるのかがいまいちよくわからない隊員も少なくない。
ただし、射撃、操縦の技術は部隊でも相当高く、口ではなんだかんだといいながらも隊員たちにとってはいいオヤジさんなのである。
趣味はドライブ、ツーリングで、地球のオートバイを模した光子動力バイク「ミクロハーレー」に乗ってしばしば外出している。

コード/マグネパワーズ(画像右)

ミクロアース31出身、アース31宇宙軍亜空間追跡チームの隊長。時空跳躍ゲートから現れてミクロアース31を滅ぼしたアクロイヤーを追跡し、地球に流れついたマグネパワーズ。一人生き残ってアクロイヤーを追い詰め、これを地球にいるミクロマンたちと共同で壊滅、帰る故郷がないため地球に残り、ジーにスカウトされた。分遣遊撃部隊では実戦部隊の隊長を務め、最前線での指揮にあたっている。
元の所属部隊を見てもわかる通り、彼は特殊な空間や領域での戦闘を専門としている。マグネパワーズ用強化服「プラススーツ」にも空間転移してくる敵に対応すべく全身に特殊センサーを内蔵、わずかな空間の歪みも察知する。
普段は明るいが、任務のためになら非情に徹する男。故郷を喪失したことに対するやり場の無い怒りゆえ、破壊活動を行うものをことごとく敵視し容赦が無い。
亜空間追撃作戦ではぐれてしまった部下がどこかにいるらしく、再会を願っている。

メイキング

ジートイザらス限定版のソリッドカラー仕様M10xシリーズにフードマンの足を組み合わせたもの。M10xなので名前が「J」で始まることを条件としている。で、その由来だが、ナムコアーケードゲームプロップサイクル」に登場する老人「ジジー」にヒントを得て「じじい呼ばわりされている年寄り」にした。性格付けも名前からの発想で、「じじい呼ばわりされるキャラ」であることを最初に考えてある。バイクはMaistoの18分の1モデル。

コードは第1回のジンライとほぼ同じ。パーツ自体もすでに染色を済ませてあったが、最近まで組みたてていなかったためコードは暫定版としてマグネパワーズのボディを使っていた。設定は比較的ありがち。「亜空間追跡チーム」云々のネタは昭和ニューミクロのアクロイヤーが異次元から侵攻してくるという設定とコミックボンボン版(松本久志版)の物語でアーデンフレイムが時空跳躍装置「クロノゲート」で逃亡、アーサーたちがこれを追って地球人たちの前から姿を消すという最終エピソードにヒントを得ている。

(2004年5月24〜25日執筆)